私がめざすのは、
  日本を元気と生きがいのある社会にすること。
  そのためには、あらゆる世代の人々が自分に合った医療や治療法を
  気軽に安心して利用できることが必要です。 
  自立的な健康を手に入れ、生きがいのある仕事と充実した生活を共存させ、
  生き生きと人生を楽しんでいること。
  私はそんなネットワークを創りたい。

  それを実現するためには、『がんばらない、でも、あきらめない』ことが肝心。

  『がんばらない』とは、一生懸命にならないことではなく、
  自分の気持ちや身体からのメッセージを無視してまで
  「仕事」や「他人」を優先しすぎないこと。

  それさえ気をつけて夢をあきらめなければ、
  『本当にどんなにつらいことでも、
  それが正しい道を進む中での出来事なら、
  峠の上りも下りもみんな、
  本当の幸いに近づく一足ずつなのだ』

2006年01月19日

ワーク&ライフバランスの本質(2)

厚生労働省の調査によると、大卒者が3年以内に離職する割合は36.5%
(出典:厚生労働省「新規学校卒業就職者の就職離職状況調査」)に上っています。
さらに、近年では入社後1年未満で離職する人も増加する傾向にあります。

「キャリアアップを図りたい」「収入アップを求めて」など理由はさまざまですが、
ここは私の居るべき場所じゃない」という感覚や
ここはほんとうの私を活かす場所じゃない」という意識が
密接に関わるとともに、個人と社会との関係やワーク&ライフバランスに対する考えも
大きく影響していると思います。

それでは、個人と社会との関係とワーク&ライフバランスは、どのように
関わりあっているのでしょうか?

まずその前提として、菅野仁があげた人と人とのつながりからなる
社会が成立するときの三つの基本的条件を見てみます。


@私たちの出会いは、性別、年齢、出身地、職業など社会的カテゴリーを
通してであるが、人はそれぞれが「好き・嫌い」「良い・悪い」といった
価値観をともなう個性的人格を持ち、そうした類型に還元しつくして
とらえることができない存在である。

A自分と他者は≪いま・ここ≫の社会的役割(たとえば会社員として)
にしたがった限定的な振る舞いをしながらも、役割以外の潜在的側面
(たとえば父親であったり夫であったり)を可能性として持ちつづけている。

B個々人は社会が要請する役割の担い手として振る舞い方が要求され、
それ以外の振る舞いの可能性や多様な≪生≫の可能性は基本的に否定される。


こうした社会的関係を可能にする三つの条件を前提に、
「ワーク&ライフバランス」をどのように考えればいいでしょうか?

「ワーク&ライフバランス」とは、
『≪いま・ここ≫で自分が背負っている役割的側面と
それ以外の「社会外的側面」のバランスがとれ、
そのようなあり方に関して他者からの承認が得られたときに
生じる内的な確信として理解されるもの』

であるととらえます。

逆の面から言えば、≪いま・ここ≫の社会的関係において、
他者から期待されている役割と自分の了解との間に極端なズレがあったり、
≪いま・ここ≫の役割関係以外の側面を全く考慮されないような関係のなかに
置かれたとき、人は、「ここは私の居るべき場所じゃない」という感覚や
「ここはほんとうの私を活かす場所じゃない」という意識に陥る危険性があります。

つまり、
社会的に要請されている役割と自分のやりたいことや
衝動・関心とのズレが最小となるような社会的関係を作る
コミュニケーションを自分自身が模索していくこと

が「ワーク&ライフバランス」を考える上で大事になってきます。

社会と個人の原理的な矛盾を抱え込んだまま、私たちはそれでも社会を
私たちの「生きがい」を支える基本的条件として整えていくような方向で
「仕事と私生活のバランス」をとっていくほかないということだと思います。

posted by どぅー at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ワーク&ライフバランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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