私がめざすのは、
  日本を元気と生きがいのある社会にすること。
  そのためには、あらゆる世代の人々が自分に合った医療や治療法を
  気軽に安心して利用できることが必要です。 
  自立的な健康を手に入れ、生きがいのある仕事と充実した生活を共存させ、
  生き生きと人生を楽しんでいること。
  私はそんなネットワークを創りたい。

  それを実現するためには、『がんばらない、でも、あきらめない』ことが肝心。

  『がんばらない』とは、一生懸命にならないことではなく、
  自分の気持ちや身体からのメッセージを無視してまで
  「仕事」や「他人」を優先しすぎないこと。

  それさえ気をつけて夢をあきらめなければ、
  『本当にどんなにつらいことでも、
  それが正しい道を進む中での出来事なら、
  峠の上りも下りもみんな、
  本当の幸いに近づく一足ずつなのだ』

2006年10月29日

震える弱いアンテナ

もう10月も残りわずかでなんだか世の中もあわただしくなってきた気がします。
なんでもないのに何かに急かされている感じがしませんか?

そんなとき自分のペースを取り戻せる時間や空間を持っているといいですよね。
僕の場合、秋の空や夜の月、大好きな小説や詩です。
皆さんにはどんなものがありますか?

僕が心から尊敬する詩人、茨木のり子さんの『汲む』という詩。
手に暖かい息を吹きかけるような、ほっと肩の力が抜けるような、
そんな優しい言の葉です。

ありのままの自分でいい。
へこんでも、しょげても、傷ついてもいい。
だからこそ、より強く、優しくなれるんだ。

汲む
 ―Y・Yに―

大人になるというのは
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始るのね 墜ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなかった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子供の悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇  柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと・・・

わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです



(童話屋『鎮魂歌・茨木のり子詩集』より)


posted by どぅー at 00:05| Comment(12) | TrackBack(0) | 心に響く言の葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ!
『初々しさが大切なの』そうかぁ〜そうですか。
私もほっとしました。
私も不器用でおぼつかないことがいつまでも多いので…。
素敵な暖かい詩ですね^^

Posted by ぱあやん at 2006年10月29日 22:42
私はとにかく自然ですね☆w
今日は筑波山に登ってきました(^^)


<初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始るのね 墜ちてゆくのを

いくつになっても、新鮮に感じれるイイ意味での童心はもっていたいと思います★
自分の弱いトコもしっかり認めて行きたいと思いました♪
Posted by みにまむ苺 at 2006年10月30日 00:03
僕も「どきんとし」ちゃう。
変に世間に慣れてしまうことがカッコいいと勘違いしないようにしなければいけない。感性が擦り減ってしまわぬように。

それにしても、どぅーは、茨木のり子とか金子みすずという人の詩をよく知っているな。余程読み込んでいるに違いない。



Posted by かわしー at 2006年10月30日 00:14
ぱあやんさんへ

僕も仕事とかは体で覚える昔気質なタイプなので
最初はうまくいかないことやぎこちないことが多いです。

自分一人だけじゃないんだな〜というのが分かるとちょっとほっとします(*^_^*)
ありがとうございます☆
Posted by どぅー at 2006年10月30日 07:58
みにまむ苺さんへ

筑波山♪
小三のとき僕も登りました。
ガマの油売りですよね。笑
また、今登ると違った趣きがあるんだろうな〜☆

>自分の弱いトコもしっかり認めてあげたいと思いました♪
スゴい☆
今の自分を好きになってあげてこの瞬間を大事にすることからじゃないと
本当の成長も変化もないんじゃないかと最近は思います。
“童心”大切にしたいですね(^O^)
Posted by どぅー at 2006年10月30日 08:09
かわしーはその実、感性の男だから大丈夫だよ(o^-')b笑

茨木さんのは詩は
背中を優しく叩いて勇気づけてくれるような
背筋が自然にシャンと伸びるような
心に響くものが多いんだよ。

けれんみのない言葉遣いもいいし、繊細かつ闊達な詩調も大好きなんだよね。
Posted by どぅー at 2006年10月30日 08:25
なんだか響きますね

茨木のり子さん、詠んだ事ないから是非
詠みたいです☆
Posted by むっちぃ at 2006年10月30日 09:43
私も自然です。
一昨日昨日と大菩薩峠に行ってきました。
頂上でぼーっとしている時が至上の時です。
そして下山後の露天風呂!!
幸せ〜。
これで決まりです。
Posted by ゆま at 2006年10月30日 12:04
そーだよね!・・いつもどきどきする初々しさが必要だよね!・・ま〜あ、少年の心をいつまでも持ち続けましょう!!・・(^_^)v・・
Posted by ごとちゃん at 2006年10月30日 14:19
むっちぃへ

ぜひぜひ読んでみて〜☆
『鎮魂歌』と『倚りかからず』がとくにお勧めです。
Posted by どぅー at 2006年10月30日 21:11
ゆまちゃんへ

大いなる自然とのんびり過ぎ行く時間。
それに、至福の温泉♪

最高です(ToT)
異議なしです!!
Posted by どぅー at 2006年10月30日 21:14
ごと叔父さんへ

Keep your juvenile!

ほんとにいつまでも自分のなかのジュブナイルな部分を
大切にしたいです(*^_^*)

Posted by どぅー at 2006年10月30日 21:19
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。