私がめざすのは、
  日本を元気と生きがいのある社会にすること。
  そのためには、あらゆる世代の人々が自分に合った医療や治療法を
  気軽に安心して利用できることが必要です。 
  自立的な健康を手に入れ、生きがいのある仕事と充実した生活を共存させ、
  生き生きと人生を楽しんでいること。
  私はそんなネットワークを創りたい。

  それを実現するためには、『がんばらない、でも、あきらめない』ことが肝心。

  『がんばらない』とは、一生懸命にならないことではなく、
  自分の気持ちや身体からのメッセージを無視してまで
  「仕事」や「他人」を優先しすぎないこと。

  それさえ気をつけて夢をあきらめなければ、
  『本当にどんなにつらいことでも、
  それが正しい道を進む中での出来事なら、
  峠の上りも下りもみんな、
  本当の幸いに近づく一足ずつなのだ』

2007年05月30日

新しい自分に出会うには


何十年とかかる大聖堂を建てるために働くレンガ職人は
ある日牧師さまにその働きぶりをほめられました。

朝の礼拝でも牧師さまはそのことを話し、
彼は街のみんなから注目を集めるようになりました。
町長から表彰され、勲章も貰いました。

職人の周りでいろんなことがうまく回りだし、
にぎやかになる毎日。

どんどん幸せになると思いワクワクしていた職人。
だけど、それはだんだんドキドキに変わっていきました。
楽しみのドキドキではなく、緊張のドキドキ、
やがて、それは心臓のバクバクに変わり、
一日中職人を追い詰めるようになりました。

あんなに楽しかった大聖堂の仕事も、
つねに頑張らなくちゃいけない、周りの期待に応えなくちゃ、
絶対失敗しちゃいけないって、そればかりが気になって…。

ついに職人は心の調子を崩し、
家から出られなくなってしまいました。



職人はとても賢かったので、
自分ができない理由とその解決法を分かっていました。
けれど、頭や理屈でわかっている方法が、
実際なにも役立たないこともよく知っていました。
身体や心が従わなければダメなものはダメでした。

途方にくれてしまった職人は勇気を振り絞って
牧師さまへ相談しに街外れの小さな教会に行きました。
その小さな教会の建設はかつて
彼が最初に携わった仕事でした。

そして、その教会の扉を開けた瞬間、
彼は目に飛び込んできた光景に立ちすくんでしまいました。
そこには、かつて彼が積み上げたレンガにはめられた
ステンドグラスに射し込む夕日がまばゆいほどの光を
はなってきらめいていたのです。
彼はあまりの感動にふるえてその景色を
ずっとずっと眺めていました。

そして、彼は思いました。
「私がこれまで積み上げてきたものは、この今の一瞬の輝きに
魂をふるわせるためにあったのだと…」


その職人は今でも大聖堂を建てるために働いています。
以前と同じようにはいかないかもしれませんが、
太陽のきらめき、風のそよぎ、レンガの土だったころの
思い出に想いを馳せ、自分と自然を愛し、
働けることに感謝しながら、今この瞬間を生きています。

ふと肩の力を抜いて、振り返ってみたとき
あのときは誰に何と言われようと信じることができなかった
「新しい自分」を彼は見つけていました。



光射し込むステンドグラス.jpg
posted by どぅー at 00:22| Comment(12) | TrackBack(0) | あれこれ日々思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうですね。
誰かの為にとか、期待を裏切らない為にとか…
そんな風にばっかり考えてるといろんな事が嫌になっちゃいます(>_<)

でも、何かの為とか支え的なものが無いと
動き出せない事があるのも事実だったり…


人の心というのは難しいです。
今も、自分がわかんないです。。。
Posted by ひとみん at 2007年05月30日 12:29
この、続きってオリジナルですか??素敵な話だ☆
万事塞翁が馬と言うけど、人生ってほんとうに何がどうなるか分からない。幸せになったはずの職人が直面した事態も、すごくありえる話だと思います。
そういう時に、彼のように自分が積み上げたものが救いになりうるといいな
もちろん、積み上げる事がすべてじゃないけど・・・
そうなれるように自分に恥じない生き方をしたいですね!
Posted by ダイ at 2007年05月30日 16:11
まるで私のことを言っているようだ。笑

ご存知の通り、私は数年間同じ所でバイトをしていて、仕事もほぼ完璧に常勤と同じぐらい把握しつつあるから、常勤からも後輩からも信頼されてきているのね。

でも、それって自分の自信に繋がると同時に、物凄く重いプレッシャーにもなってたりするんだ・・・><

そのプレッシャーに押し潰されて、辛い思いもたくさんしてきました。

でも、お客様から笑顔で感謝されたら、抱えていたプレッシャーなんて、一瞬で吹っ飛んでしまうんだよね^^

それからも、まだまだ色々辛い事はあるけども、その辛い事と、笑顔&感謝が繰り返されて、自分は少しずつ強くなってるのかなぁって、この数年間感じています!!

それと、
>ふと肩の力を抜いて、振り返ってみたとき
あのときは誰に何と言われようと信じることができなかった
「新しい自分」を彼は見つけていました。

これは、本当に誰もが人生に必要な事だと思います。
夢に向かって切磋琢磨し続けるのも大事だけど、たまにゆっくり休む時間を作って、自分自身にしっかり向き合わなければ、絶対どこかで自分の何かが崩れてしまうと思うの。
自分を見失うほど愚かな事はないと私は思うから。
だから、ふと肩の力を抜いて、振り返るってのは大事だよね!!!!

この日記を読んで、またまた人生を考えさせられました。ありがとう(●´ω`●)

長くなってごめんなさい><
Posted by ちっぴ at 2007年05月30日 17:19
ひとみんさんへ

他人に対してでも自分に対してでも過剰な期待をしてしまうことは
それが実現できなかったときの失望がとても大きいんだと思います。
僕自身もそうです。
でも、人は可能性の世界を生きる以上、そうしたことは不可避です。

こればっかりは何度も躓きながら、自分なりの付き合い方というのを
見出だしていくしかないのかなと感じています。

お互い一歩ずつ踏み出していきましょうね(*^_^*)
Posted by どぅー at 2007年05月30日 21:04
ダイさんへ

前回の日記は本より引用した寓話を編集したものなんです。
今回のつづきは参考にした本は何冊かありますが、
ほとんどはオリジナルです。

素敵とダイさんに誉めて頂けてとても嬉しいです(*^_^*)

積み上げていくものって実績とか肩書きとか
目に見えるものだけでなく
自分や他人との距離感や心や許容値みたいな
目に見えないものも含まれるんだと思います。

そんな経験をしながら歳をとっていけたらなと
最近はふと思ったりします。
そんなこと思ったりしてるから周りに
おじぃちゃんと呼ばれてしまうんですが…(^_^;)笑

Posted by どぅー at 2007年05月30日 21:17
ステキなお話です☆
実践しよう^□^
Posted by みにまむ苺 at 2007年05月30日 21:20
ちっぴさんへ

自分のことに引きつけながら日記を読んでもらえてとても光栄です。

他人との距離感ってほんとに難しいと思います。
それは信頼や勇気に変わったり、心配や悩みの種になったり…
ほんと千変万化。
できれば、“笑顔”のコミュニケーションを
もっともっと増やしていきたいよね。
他人は変えられないけど、自分は変えようとすることができるから。

でも、気をつけたいのは変えるためには
まず今の自分をそのままで認めてあげて、
ありのままの感情をそのまま感じてあげること。
それがまず大事なんだとようやく分かりかけてきた気がします。

Posted by どぅー at 2007年05月30日 21:25
苺ちゃんへ

夕日の部分とか僕の実体験から感じたことも少しだけ入っていて
感覚的だけどそれはもしかしたら実践しようとして
できるものじゃないかもしれない。

それは過ぎ去って初めて分かることかもしれないし、
分からないかもしれない。
分かった方がいいのかそれとも分からなくても
別にいいのかも僕にははっきりとは言えないんだ。

新しい自分との出会い方なんて人の数だけあると思うし、
どれが正解というものでもない。

ただそれがその人にとって今よりも少し生きやすくなる
ものだといいなと心から思います☆

Posted by どぅー at 2007年05月30日 21:37
新しい自分ってニョキニョキ顔を出して来るものなのかな?それとも新しい自分は自分の中あるものなのかな?

会いたいなぁ。新しい自分に。
魂から喜びを感じる自分に出会いたいなぁ。

Posted by ぱあやん at 2007年05月30日 21:59
ぱあやんさんへ

僕はすでに自分の中にあるものだと信じています。

“魂から喜びを感じる自分”にもうすでに出会ったことがあるといいな〜。
日々の中で忘れることもあるかもしれないけど必ずあると思う。

その中にヒントがあるのかなと感じます。

Posted by どぅー at 2007年05月31日 07:29
「ふと肩の力を抜いて、振り返ってみたとき・・」と、これが若いとなかなか出来ないんですよ!!・・ま〜あ、若いときは、ガムシャラに進むのが一番良いと思いますネ!!
Posted by ごとちゃん at 2007年05月31日 13:25
ごと叔父さんへ

いつも暖かいコメントどうもありがとうございます(*^_^*)

他人や仕事をあまりに優先し、がんばりすぎることを“がむしゃら”、
自分のことだけやり、日々テキトーにすごしてしまうことを“チャラチャラ”、
自分に正直になりながら精一杯気持ちよくやることを“しゃらしゃら”だと、
ある絵本作家さんの影響もあって僕は考えています。

“がむしゃら”の時期も“チャラチャラ”の時代も
あってはいいと思いますが、できるだけ毎日は
“しゃらしゃら”でありたいなと願っています♪
Posted by どぅー at 2007年05月31日 22:53
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